Final Fantasy(ファイナルファンタジー)とは?わかりやすく解説

ファイナルファンタジーとは?わかりやすく解説

作品概要

1987年にスクウェア(現・スクウェア・エニックス)から発売されたロールプレイングゲーム(RPG)シリーズ。剣と魔法が存在するファンタジー世界を舞台に、個性豊かなキャラクターたちが壮大な物語を繰り広げる。ドラゴンクエストと並ぶ日本を代表するRPGシリーズとして世界中で親しまれており、シリーズ累計出荷・ダウンロード販売本数は2億1200万本を超えている。

主要なシリーズ作品

ファイナルファンタジー(1987年)

クリスタルの輝きを失った世界を舞台に、光の戦士に選ばれた4人の若者が、世界に平和を取り戻すため旅に出る物語。プレイヤーが4人のジョブを選択できる仕組みが特徴で、白魔術士・黒魔術士・戦士・モンクなど、シリーズの基礎となる職業が登場した。日本におけるRPGの草分け的存在であるドラゴンクエストに続く形で発売され、RPGジャンルの普及に大きく貢献した。
主な登場キャラクター:光の戦士(プレイヤーが選択)

ファイナルファンタジー2(1988年)

帝国の侵略によって故郷を失った若者たちが、反乱軍に加わり帝国に立ち向かう物語。従来のレベルアップシステムを廃止し、使った行動が成長するという独自の熟練度システムを採用した意欲作。シリーズで初めてチョコボが登場した作品としても知られる。
主な登場キャラクター:フリオニール、マリア、ガイ、レオンハルト

ファイナルファンタジー3(1990年)

光の戦士に選ばれた4人の若者が、世界のバランスを崩そうとする闇の力に立ち向かう物語。自由にジョブを変更できる「ジョブチェンジシステム」が初めて導入され、以降のシリーズに受け継がれる重要なシステムとして定着した。シリーズで初めてモーグリが登場した作品でもある。
主な登場キャラクター:光の戦士(3Dリメイク版はルーネス、アルクゥ、レフィア、イングズ)

ファイナルファンタジー4(1991年)

暗黒騎士セシルが仲間とともに悪の力に立ち向かい、自らの罪と向き合いながら成長する物語。それまでのFFシリーズにはなかった重厚なドラマ性と感情移入しやすいキャラクター描写が話題を呼び、RPGにおけるストーリーの重要性を示した作品として高く評価されている。
主な登場キャラクター:セシル・ハーヴィ、ローザ・ファレル、カイン・ハイウィンド、リディア

ファイナルファンタジー5(1992年)

世界を守るクリスタルが砕け始めたことをきっかけに、主人公バッツと仲間たちが世界を救う旅に出る物語。FF3のジョブチェンジシステムをさらに発展させた「アビリティシステム」が特徴で、異なるジョブのアビリティを組み合わせてキャラクターを育成できる自由度の高さが人気を集めた。
主な登場キャラクター:バッツ・クラウザー、レナ・シャーロット・タイクーン、ファリス・シャーウィズ、ガラフ・ハル

ファイナルファンタジー6(1994年)

魔法の力を独占する帝国に対し、ティナをはじめとする多くの仲間たちが帝国に立ち向かう物語。特定の主人公を設けず複数のキャラクターが対等に描かれる群像劇的なストーリーが特徴で、個性豊かなキャラクターたちの人間ドラマが高い評価を受けた。スーパーファミコン最高峰のグラフィックと音楽も話題を呼んだ。
主な登場キャラクター:ティナ・ブランフォード、ロック・コール、セリス・シェール、ケフカ・パラッツォ

ファイナルファンタジー7(1997年)

星の生命エネルギー「魔晄」を独占する神羅カンパニーが支配する近未来的な世界を舞台に、元ソルジャーを名乗る傭兵クラウドが仲間とともに星の命を巡る戦いに挑む物語。マテリアを装備することで誰でも魔法を使えるシステムや、キャラクター固有の必殺技「リミットブレイク」が特徴。当時最先端の3Dグラフィックと重厚なストーリーが世界中に衝撃を与え、RPGの歴史を変えた作品として現在も語り継がれている。
主な登場キャラクター:クラウド・ストライフエアリス・ゲインズブールティファ・ロックハートセフィロス

ファイナルファンタジー8(1999年)

魔女と戦うエリート部隊「SeeD」に所属する主人公スコールと仲間たちの戦いと恋愛を描いた物語。「GF(ガーディアンフォース)」と呼ばれる召喚獣をキャラクターに装備する「ジャンクションシステム」が特徴。さらに魔法をHPや攻撃力などの能力値に割り当てることで、キャラクターを強化できる。学園を舞台にした若者たちの成長や人間関係も丁寧に描かれ、シリーズの中でも特に恋愛要素の強い作品として人気を集めた。
主な登場キャラクター:スコール・レオンハート、リノア・ハーティリー、キスティス・トゥリープ、セルフィ・ティルミット

ファイナルファンタジー9(2000年)

飛空艇が飛び交うファンタジー世界を舞台に、盗賊のジタンと仲間たちが世界の謎と自らの存在意義に向き合う物語。原点回帰をテーマに掲げ、剣と魔法の王道ファンタジーの世界観とキャラクターデザインが特徴。シリーズの集大成的な作品として高い評価を受けており、根強いファンを持つ。
主な登場キャラクター:ジタン・トライバル、ガーネット・ティル・アレクサンドロス17世、ビビ・オルニティア、アデルバート・スタイナー

ファイナルファンタジー10(2001年)

「シン」と呼ばれる巨大な怪物に脅かされる世界を舞台に、主人公ティーダと召喚士ユウナが旅をする物語。シリーズ初のボイス付きキャラクターが導入され、感情豊かな演技とともに描かれるドラマが大きな話題を呼んだ。召喚獣を呼び出して戦う召喚システムや、キャラクターの成長を自由に設計できる「スフィア盤」が特徴。
主な登場キャラクター:ティーダ、ユウナ、ワッカ、リュック、アーロン

ファイナルファンタジー11(2002年)

シリーズ初のオンラインRPGとして登場した作品。ヴァナ・ディールという世界を舞台に、世界中のプレイヤーが協力して冒険する。長期にわたってアップデートが続けられ、オンラインRPGの草分け的存在として多くのプレイヤーに親しまれた。
主な登場キャラクター:プレイヤーが作成するキャラクター

ファイナルファンタジー12(2006年)

帝国の支配に揺れる王国を舞台に、若者たちが政治的な陰謀と戦いに巻き込まれる物語。リアルタイムで敵と戦う「アクティブディメンションバトル」と、プレイヤーが戦闘行動をプログラムできる「ガンビットシステム」が特徴。政治や権力を描いた重厚なストーリーが評価されている。
主な登場キャラクター:ヴァン、アーシェ、バルフレア、フラン

ファイナルファンタジー13(2009年)

神のような存在「ファルシ」に使命を与えられた人々「ルシ」となった主人公ライトニングと仲間たちの戦いを描いた物語。直線的なゲーム進行と映画的な演出が特徴で、ハイクオリティなグラフィックと壮大なスケールのストーリーが話題を呼んだ。
主な登場キャラクター:ライトニング、サッズ・カッツロイ、スノウ・ヴィリアース、ホープ・エストハイム

ファイナルファンタジー14(2010年・新生2013年)

シリーズ2作目のオンラインRPGとして登場。2010年の初版リリース時は評価が低迷したが、2013年に「新生エオルゼア」として大規模リニューアルを実施し、劇的な復活を遂げた。現在も定期的なアップデートが続けられており、世界中に多くのプレイヤーを抱える人気オンラインRPGとして定着している。
主な登場キャラクター:サンクレッド、ヤ・シュトラ、ミンフィリア、アルフィノ、アリゼー

ファイナルファンタジー15(2016年)

王子ノクティスと3人の親友が旅をしながら王国の奪還を目指す物語。アクション性の高いリアルタイムバトルを採用し、広大なオープンワールドを自由に探索できる点が特徴。男4人の友情と絆を描いたロードムービー的なストーリーが話題を呼んだ。
主な登場キャラクター:ノクティス・ルシス・チェラム、イグニス・スキエンティア、グラディオラス・アミシティア、プロンプト・アルジェンタム

ファイナルファンタジー16(2023年)

召喚獣の力を人間が宿す「ドミナント」が存在する中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、主人公クライヴが復讐と世界の真実を追う物語。シリーズ最高水準のアクションバトルと、ダークで重厚な大人向けのストーリーが特徴。召喚獣同士が激突する壮大なバトルシーンが大きな話題を呼んだ。
主な登場キャラクター:クライヴ・ロズフィールド、ジル・ワーリック、シドルファス・テラモーン

主な派生作品・関連作品

ファイナルファンタジータクティクス(1997年)

チェスのような戦略的なシミュレーションRPG。本編とは異なる重厚な政治ドラマと個性的なジョブシステムが特徴で、根強いファンを持つ人気スピンオフ作品。

ファイナルファンタジー7リメイク(2020年)

FF7を現代の映像とゲームシステムで再構築するリメイク三部作の第1作。原作のミッドガル編を中心に、最新のグラフィックとアクション性を取り入れた戦闘システムで物語をより詳しく描いている。

ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレン(2005年)

FF7の2年後を描いたフルCG映画。当時最高水準のCG映像でクラウドたちの戦いを描いた作品として、ゲームファン以外にも広く話題を呼んだ。

作品の特徴・世界観

作品ごとに世界観・キャラクター・システムが一新されるため、どの作品から入っても楽しめる間口の広さがFFシリーズの大きな特徴のひとつ。一方でチョコボ・モーグリといった共通要素がシリーズを通じて受け継がれており、長年のファンにも親しみやすい設計になっている。

ストーリー面では「世界を救う壮大な冒険」を基本としながらも、キャラクターの人間ドラマや感情描写に力を入れた作品が多く、プレイヤーが物語に感情移入しやすい設計が一貫している。またシリーズを通じて高品質な音楽が特徴で、植松伸夫をはじめとする作曲家による楽曲はゲーム音楽の名曲として世界中で親しまれている。

作品が支持される背景

作品ごとに世界観とシステムを一新しながらも、クオリティの高いストーリーと映像表現を追求し続けてきた姿勢が、長年にわたって世界中のプレイヤーから支持される理由のひとつとなっている。特にFF6・FF7・FF10などは発売当時のゲームの常識を塗り替えるほどの映像表現とストーリーで世界中に衝撃を与え、RPGというジャンルの可能性を大きく広げた。

また日本のみならず海外でも高い人気を誇り、FFシリーズは日本のゲームが世界市場で評価されるきっかけを作った作品のひとつとして、ゲーム史における重要なシリーズとして位置づけられている。

主要キャラクター

・セシル
FF4の主人公。暗黒騎士からパラディンへ成長する騎士
・バッツ
FF5の主人公。自由奔放な旅人
・ティナ
FF6の主人公格。魔導の力を持つ少女
クラウド・ストライフ
FF7の主人公。大剣バスターソードを操る元ソルジャー
エアリス・ゲインズブール
FF7のヒロイン。古代種の末裔で、魔力が高く回復や支援を得意とする
ティファ・ロックハート
FF7のヒロイン。格闘を得意とするクラウドの幼馴染
セフィロス
FF7最大の敵キャラクター。長い銀髪と超長大な刀が特徴
・スコール
FF8の主人公。魔女と戦う特殊部隊SeeDに所属する、無口でクールな青年
・ジタン
FF9の主人公。明るく行動力に優れた、尻尾を持つ盗賊団の少年
・ティーダ
FF10の主人公。水中球技ブリッツボールのスター選手で、明るく前向きな青年
・ユウナ
FF10のヒロイン。巨大な怪物「シン」を倒すため、仲間と旅をする召喚士
・ヴァン
FF12の主人公。空賊に憧れ、壮大な戦いへと巻き込まれていく明るく前向きな少年
・ライトニング
FF13の主人公。剣と銃を組み合わせた武器を操る、冷静で意志の強い女性
・ノクティス
FF15の主人公。仲間たちと旅をしながら、故郷の王国を取り戻すため戦う王子
・クライヴ
FF16の主人公。召喚獣の力を操り、過酷な運命と世界の真実に立ち向かう青年
・シド
シリーズ作品ごとに異なる人物として登場する代表的なキャラクター名

関連用語

・ケアル
シリーズを通じて登場する基本回復魔法
チョコボ
シリーズを代表するマスコット的な鳥型キャラクター
モーグリ
シリーズを代表するマスコットキャラクター
エリクサー
HPとMPを同時に完全回復できる貴重なアイテム
召喚獣
イフリートやシヴァなど、シリーズを代表する強力な存在
・マテリア
FF7でキャラクターに魔法や特殊能力を付与するアイテム
リミットブレイク
FF7に登場するキャラクター固有の必殺技システム

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