ジョジョの奇妙な冒険

ジョジョの奇妙な冒険とは?わかりやすく解説

作品概要

1987年から週刊少年ジャンプで連載が始まった荒木飛呂彦による漫画作品。ジョースター家の血統を受け継ぐ主人公たちが、宿命の敵と戦いを繰り広げる物語。第1部から第9部まで、舞台・時代・主人公を変えながら続く長期シリーズで、現在は第9部「The JOJOLands」が連載中。独特の画風・スタンドというユニークな能力システム・名言の多さなどから日本のみならず世界中で高い人気を誇る。

作品の特徴・世界観

ジョジョの奇妙な冒険の最大の特徴は、部ごとに主人公・舞台・時代が一新されるオムニバス的な構成にある。第1部は19世紀のイギリスを舞台にした吸血鬼との戦いから始まり、現代・未来・パラレルワールドへと舞台を変えながら壮大な物語を紡いできた。

シリーズを通じた特徴として以下が挙げられる。
・「スタンド」と呼ばれる固有能力を駆使した頭脳戦・心理戦
・荒木飛呂彦独自の美的感覚から生まれた「ジョジョ立ち」と呼ばれる独特のポーズ表現
・洋楽アーティスト名や楽曲名から取られたキャラクター・スタンドの名称
・「やれやれだぜ」「無駄無駄無駄」「ゴゴゴゴ」など独特の名言・擬音の数々
・ジョースター家の血筋を軸にしたシリーズを貫く因縁の物語

主要なシリーズ作品

第1部 ファントムブラッド(1987年〜1988年)

19世紀末のイギリスを舞台に、主人公ジョナサン・ジョースターと義兄ディオ・ブランドーの因縁の戦いを描く。波紋という特殊なエネルギーを用いた戦闘が中心で、吸血鬼との戦いが物語の核となる。シリーズの原点であり、以降すべての部に影響を与える重要な作品。
主な登場キャラクター:ジョナサン・ジョースター、ディオ・ブランドー、ウィル・A・ツェペリ、スピードワゴン

第2部 戦闘潮流(1988年〜1989年)

1930年代のアメリカ・ヨーロッパを舞台に、ジョナサンの孫ジョセフ・ジョースターが「柱の男」と呼ばれる超人的な存在と戦う物語。第1部より明るくユーモアあふれるキャラクターが登場し、機転を利かせた頭脳戦が特徴。ジョセフの「次にお前はこう言う」という予言も有名。
主な登場キャラクター:ジョセフ・ジョースター、シーザー・アントニオ・ツェペリ、ワムウ、エシディシ、カーズ

第3部 スターダストクルセイダース(1989年〜1992年)

1988年の日本からエジプトへの旅を描いた作品。シリーズで初めてスタンドが登場し、以降のジョジョの世界観を大きく定義づけた部。主人公空条承太郎と仲間たちが宿敵DIOを倒すべく世界を旅する冒険譚として描かれ、シリーズ最大の人気を誇る部のひとつ。
主な登場キャラクター:空条承太郎、ジョセフ・ジョースター、花京院典明、アブドゥル、ポルナレフ、DIO

第4部 ダイヤモンドは砕けない(1992年〜1995年)

1999年の日本・杜王町を舞台にした作品。主人公東方仗助が地元の町に潜む連続殺人犯・吉良吉影を追う日常系ミステリー的な物語。前の部と比べてアクション色よりも日常の謎解きや人間ドラマが中心で、登場するスタンドのバリエーションが豊富なことでも知られる。
主な登場キャラクター:東方仗助、広瀬康一、岸辺露伴、吉良吉影

第5部 黄金の風(1995年〜1999年)

イタリアのギャング組織を舞台に、ジョルノ・ジョバァーナがギャングのボスを目指す物語。DIOの息子という出自を持つジョルノが「黄金の精神」を掲げて仲間とともに戦う展開が特徴で、チームバトルが多く描かれる。イタリアの美しい風景とファッション性の高いキャラクターデザインも人気の理由のひとつ。
主な登場キャラクター:ジョルノ・ジョバァーナ、ブチャラティ、ナランチャ、フーゴ、アバッキオ、ミスタ、トリッシュ

第6部 ストーンオーシャン(1999年〜2003年)

アメリカのフロリダにある刑務所を舞台に、空条承太郎の娘・空条徐倫が主人公の物語。シリーズ初の女性主人公として話題を呼び、宇宙・重力・時間といったスケールの大きなテーマが描かれる。第3部から続くDIOの因縁に決着がつく部としても知られている。
主な登場キャラクター:空条徐倫、エルメェス・コステロ、F・F(フー・ファイターズ)、エンリコ・プッチ神父

第7部 スティール・ボール・ラン(2004年〜2011年)

第1部〜第6部までとは異なる世界を舞台にした作品。19世紀末のアメリカ大陸を横断するレース「スティール・ボール・ラン」に参加する主人公ジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースターの物語。第6部までとは世界観がリセットされており、新たな主人公・新たな因縁が描かれる。長期にわたって連載され、ファンからの評価が特に高い作品として知られている。
主な登場キャラクター:ジャイロ・ツェペリ、ジョニィ・ジョースター、ディエゴ・ブランドー、ファニー・ヴァレンタイン大統領

第8部 ジョジョリオン(2011年〜2021年)

第7部と同じパラレルワールドの杜王町を舞台にした作品。記憶を失った主人公・東方定助が自らの正体を探るミステリー的な物語。10年にわたる長期連載の末に完結した部で、謎が謎を呼ぶ複雑なストーリーが特徴。
主な登場キャラクター:東方定助、広瀬康穂、東方憲助、東方常敏、透龍

第9部 The JOJOLands(2023年〜連載中)

第7部・第8部と同じパラレルワールドのハワイを舞台にした作品。主人公ジョディオ・ジョースターが「大富豪になる」という野望を抱き、仲間たちとともにハワイで活動する物語。
主な登場キャラクター:ジョディオ・ジョースター、ドラゴナ・ジョースター、パコ・ラブランテス、ウサギ・アロハオエ

作品が支持される背景

部ごとに主人公・舞台・テーマが一新されるため、常に新鮮な物語を提供できる点が長年にわたって支持される大きな理由のひとつ。また単純な力比べではなくスタンドの能力を駆使した頭脳戦・心理戦が展開される点も、他のバトル漫画とは一線を画す魅力として高く評価されている。

荒木飛呂彦独自の美的感覚から生まれたキャラクターデザインや「ジョジョ立ち」と呼ばれる独特のポーズ表現は、漫画の枠を超えたビジュアル文化として定着している。また「やれやれだぜ」「無駄無駄無駄」など印象的な名言・セリフの数々が多くのファンの記憶に刻まれており、ジョジョを知らない人にも伝わるほど文化的な影響力を持っている。

主要キャラクター

・ジョナサン・ジョースター
第1部の主人公。正義感が強く誠実な紳士で、ジョースター家の血筋の原点となる存在
・ジョセフ・ジョースター
第2部の主人公。機転が利くトリックスターで「次にお前はこう言う」の予言でも有名
空条承太郎
第3部の主人公。「やれやれだぜ」が口癖のクールな高校生で、スタンド「スター・プラチナ」を持つ
・東方仗助
第4部の主人公。自分の髪型を侮辱されると激怒する熱血漢でスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」を持つ
・ジョルノ・ジョバァーナ
第5部の主人公。DIOの息子でギャングのボスを目指す「黄金の精神」を持つ少年
・空条徐倫
第6部の主人公。承太郎の娘でシリーズ初の女性主人公
・ジョニィ・ジョースター
第7部の主人公。下半身不随の元騎手でスティール・ボール・ランに参加する
・DIO
第1部から登場するジョースター家最大の宿敵。時間を止めるスタンド「ザ・ワールド」を持つ

よくある質問

Q. ジョジョは何部から見ればいいの?

A.基本的には第1部から順番に読むのがおすすめです。ジョースター家の血筋や宿敵との因縁が積み重なって物語が深まるため、順番に読むことでより楽しめます。ただし第3部「スターダストクルセイダース」からスタンドが登場し人気が高いため、第3部から入るファンも多いです。

Q.各部はそれぞれ独立しているの?

A.各部は舞台・主人公・時代が変わりますが、ジョースター家の血筋やDIOとの因縁など、シリーズを通じたつながりがあります。特に第1部〜第6部はひとつの世界観でつながっており、第7部からはパラレルワールドを舞台にした新たな物語が展開されます。

Q.第7部から世界観が変わるの?

A.はい。第1部から第6部まではジョースター家とDIOの因縁を軸にしたひとつの世界で物語が続きますが、第7部「スティール・ボール・ラン」からは、それまでとは異なる世界を舞台にした新たな物語が始まります。第7部・第8部・第9部は同じ世界観でつながっています。

Q.スタンドとは何ですか?

A.第3部から登場する、使用者の精神エネルギーが具現化した特殊能力・存在の総称です。それぞれが固有のユニークな能力を持ち、スタンドを使った頭脳戦・心理戦がジョジョの醍醐味のひとつです。詳しくはスタンドの記事をご覧ください。

Q.ジョジョ立ちとは何ですか?

A.ジョジョの奇妙な冒険に登場するキャラクターが取る独特の誇張されたポーズの総称です。詳しくはジョジョ立ちの記事をご覧ください。

Q.アニメ版はどこから見られるの?

A.各動画配信サービスで配信されています。第1部から順次アニメ化されており、第7部「スティール・ボール・ラン」もアニメ化されています。配信状況はサービスや時期によって異なるため、各配信サービスをご確認ください。

関連用語

スタンド
使用者の精神エネルギーが具現化した特殊能力・存在の総称
ジョジョ立ち
ジョジョシリーズを象徴する独特のダイナミックなポーズ

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